キミはF.A.T.C.を知っているか。 Part2 Couldn’t be better, F.A.T.C. !!

はい、というわけでまさかの台風26号にビビってる男、saltwater-ffです。こんにちは。今年は本当に台風多すぎィ!ですね。まだ10月24日現在の進路はまだはっきりしてませんが、平成最後の年はいろんな意味で印象に残りそうです。

さてさて、本日は前回に続いてフロリダ・アンティーク・タックル・コレクターズ・ショーのお話です。今年の2月、フロリダ州はデイトナビーチで開催された好事家さん大集合!なイベントです。

前回同様に余計な解説は抜きにして、写真で追いかけていくことにしましょう。け、けして手抜きじゃないですからね!

あ、ちなみにこのイベントはF.A.T.C.会員のための催しですが、会員外であっても会員の同行者もしくは招待者として入場が可能です。詳しくはF.A.T.C.のウェブサイト(リンク先にジャンプします)でご確認ください。2019年の開催は2月22〜23日(現地日付)の予定です。

デイトナビーチにあるプラザホテルの1階がほぼ全部会場になっています。こんな感じの部屋というかホールが5つくらいあって、そこに所狭しと釣り具が飾られていたりします。全部じっくり見て回るにはとても1日じゃ無理! おまけに午後2〜3時を過ぎると多くの出展者が会場からいなくなってしまう(初日は飲みに? 2日目は遠方から来た人はさっさと帰っちゃう)。

まぁ基本的に高齢の方が多いので仕方ないっちゃ仕方ないんですが……。自分が興味があるモノを展示しているブースがあって、そこの主が帰ってくるのを待っていても全然帰ってこないこともしばしば。

私も「これは!!」と見つけた某ルアーを購入したくて、ブースの主を待ってはみたものの、まーったく戻ってくる気配がありません。他のブースへ行ったり、ランチを食べたりしてから覗きに戻ってもブースの主人は影も形もありません。手紙と値札に書かれた分のドル紙幣を置いてセルフサービスで購入しようかとも思いましたが、さすがにそれは失礼かなとも思ったし、何より話をしてみたかったのですが叶わず。またココへ戻ってくる理由ができたと思って断念しました。

しかしまぁ好きな人からすれば、このイベントは時間とお金がいくらあっても足りないと思います。

1900年代の超オールドから1990〜2000年頃のちょいオールドまで、多種多様なアメリカンルアーがそろってます。

こんな風に雑然と積まれたブースも。中身もお値段もバラバラで、マジックで袋に書かれていることが多いです。日本じゃ人気があるルアーが考えられないお買い得だったり、なんでこれが⁉︎と首をかしげるようなルアーが超高値だったり、人気というか評価の違いを比べてみるのも面白いです。しっかし、いかにもアメリカーンな売り方ですね。

ルアーの出展が多いものの、しっかりフライフィッシング関連の出展もあります。

フロリダっちゃあSWFFの本場ですから、往年のタックルやらフライやら貴重な資料やらがいっぱいありました。ルアーもフライも好きな私としては、本当に時間が全然足りないッ!

ウェディングケーキのちっこい方が600ドルで出てました。サビは浮いてるけど磨けばすぐ消えそうだし、実用には問題なさそう。正直ちょっと欲しかったです。

こっちは古めのバスバグとフライロッドで投げる超小型ルアー。フライルアーとかいう名前で日本でもその昔ちょっとだけ出回ってましたが、ほぼなかったことになってます。

ポッパーやバスバグやフライルアーなんかがごちゃまぜ状態。展示の仕方も本当に人それぞれです。

そしてこちらはチャック・ヘドンさん! かのヘドンファミリーの一員にしてF.A.T.C.副会長!

自慢のヘドンコレクションを展示されていました。チャックさんのコレクションの中には、祖父ウィル・ヘドンさん(かのジェームズ・ヘドンさんの息子)から受け継いだオールドヘドンをはじめ、自身が収集したスペシャルなヘドンプラグががが!!!

チャックさんが手にしているのは、八百板浩司画伯の手によるジャンピングバスのアートボックス。

一緒に額装されているのは、祖父ウィル・ヘドンさんが曾祖父のジェームズさんとの釣行時に使っていたタックルボックスに入っていたラッキー13。な、なんとアイにはラインが結ばれたままの状態! もしかするとウィルさんか、はたまたジェームズさんが結んだものかも……おぉ、これぞ大いなる遺産!

チャックさんには他にもいろいろお話を聞けたので、いずれどこかでお目にかけたいと思っています。

お次はおなじみヒロ内藤さんと、笑顔が素敵な女性は……ジョアン・ライアンさん。なななんと、あのミシガン州はドワジャック市にあるヘドンミュージアムの館長さんなのであります!

手にしているのは2017年に上梓された『ヘドン・カタログド・ルアーズ 1902〜1984』。これは1902年から1984年まで、ヘドンのカタログに掲載されたルアーをアーカイブした超豪華本で、私も1冊購入させていただきました(傷むのがイヤだったので、帰りの機内持ち込み荷物に入れたんですが、重くて大変でした)。

そんなこんなでヒロ内藤さんあっての僥倖なのですが、ランチタイムをご一緒させていただけることになりました。左手前、ジョアンさんのお隣がご主人のドンさん。なんとドワジャック市の市長を務められていたそうで、ドワジャック市の重要な文化遺産としてヘドンミュージアムの運営に取り組まれています。

ヘドンミュージアムはオールドミルポンドの畔にあったヘドン本社工場をそのまま残した私設博物館です。私もいつか必ず行ってみたいと思っています。

最後はF.A.T.C.会長のマイク・ホールさん(写真右)とヒロさん、チャックさんのスリーショット。あー、写真見てたらまた行きたくなってきました。いや、また行くぞー!

というわけで、日本にいるとあんまり目にしないフロリダのアンティークタックルショーのお話でした。

今週末はバサーオールスタークラシックがありますね。今年はどんなドラマがあるのか!?

AbemaTVのライブ中継もあるみたいなので、現地に行けない人もぜひどうぞ。

私もたぶんちょこっと顔出しに行くと思います。

それでは、また