本当に伝えたいことは言葉にすると伝わらない。 I’d like to talk really, but can’t be expressed of word. 

※この記事は2013年8月27日に書かれたものです。

本当に伝えたいことは言葉にすると伝わらない。ならば鳴くまで待とうホトトギス。なんにでも食いついてくるのはトカゲエソ。歌丸です。うそです。saltwater-ffです。こんばんは。

まさかフライ専門誌の巻頭をクロダイ釣りの記事が飾る日が来るなんて!!!! 本屋さんで雄叫びをこらえるのに必死でした。うおおおおおおっっっーーーー!!!!

ま、実際は大変な釣りなんでおすすめしないですけどね。ヒョイと行ってポイポイ釣れちゃうような釣りではないです。そしてどう狙うべきなのか、これまでほとんど語られてないから準備不足でまったく太刀打ちできずに帰ってくる人も多いのではないかと思います。

まー私がやってることなんて、たかがしれてますけどね。それでも伝えておきたいと思ったのでペンを取りました。というわけで久々?でもない大海原イラストレイテッド!

・大前提としてフライはきっちりターンオーバーさせること。
・できるだけフライラインを黒鯛の視野に入れないこと。リーダー、ティペットだけでも見切られる時は見切られます。
・不用意に物音を立てないことに。HNKのウェーディングはもちろん、ボートからアプローチする横浜の場合でも「音」はクロダイをスプークさせる大きな要素です。
・ガイドや経験者が一緒にいる場合は、とにかくいろいろ聞くこと。
・刻々と変化する状況を観察し、臨機応変に対応すること。潮位変化はこの釣りにとても大きな影響を与えます。予想通りにいかないことや時間的なズレが頻繁に起きます。なので非常に難しく、そして面白いです。これを楽しまない手はないです。

以上の基本をまずは3回復唱して肝に銘じてください。いえいえ、私の言葉ではなくHNKの釣能力ガイド、ユゾテッティの言葉だと思ってください(笑)。
でもってこれらを踏まえたうえで、私なりにクロダイの状況を狙いやすい順に分けてみました。しかーし!釣りやすい順ではないです!! 狙いやすい順=イージーというつもりはありません。あくまで狙いやすい順。そこんとこご理解くのうえ、あとは好きなよーに妄想膨らませちゃっていただければ……と思ってます。


一箇所でテーリングを続ける場合。


1匹のクロダイが狭い範囲で時々止まってテーリングする場合。


左/クロダイの姿が見える場合(テーリングしていない)。
右/フラッシング(魚体が太陽光線を反射)が見えた場合。


水が濁ってる場合。

釣れればなんでもOK!な人にはどうでもいいお話ですが、狙って釣るのが楽しい!って人には、超重要なお話(たぶん)でした。