狂っちゃいないぜ。 Pushing Tin.

はい、というわけで今朝も多摩川河口に行っちゃおうかと思っていたけど、なんやかんやで行けなかった男、saltwater-ffです。こんばんは。
関東地方は明日から雨模様で、そのまま梅雨に突入するかもーみたいな話をアマタツゥ!がしていたし、潮回りを考慮すると来週まではしんどそうなので、サイトで釣るならワンチャン今日しか!?と思ったんですけどね。仕事の都合や段取りを考えるとそうもいきませんね。でも気分的にはそういうモードに入ってたので、昨夜はあーでもないこーでもないと考えながらフライを巻いて過ごしました。相変わらず狂ってるって? いやいや、まだこんなのは狂ってるうちには入りませんなワハハ。まぁオッサンの夜遊びとしては健全な(?)過ごし方だと思います。

 

浜名湖でも常用している私家版シュリクラにガードを付けたもの。ゆぞっちのシュリクラと違って、私が使うのはもっぱらこの手抜きバージョンです。ラバーレッグの取り付け方を簡素化して、速く大量に巻けるようになりました。浜名湖はもちろん、フロリダでも釣れたのでオーソドックスで普遍的なパターンなんだと思います。カラーは写真のオリーブ系のほか、ブラウン系、ブラック系の3種類を常用しています。

ガードは銀鱗の10号を2つ折りにしてアイのところでスレッドで留めてます。最初から垂直に立つように巻き留めようとすると難しいので、ウエットフライのクイルウイングを取り付ける要領で斜めに留めてから、スレッドを締め込みつつガードを垂直に起こしていくと留めやすいです。

こっちはチェーンボールアイ版。カキ殻対策としてはガードの他にフライ自体を軽くするのも有効です。ちょうどチェーンボールアイを使ったフライが少なくなっていたので、そろそろ巻き倒さないとなーと思っていたところに、奄美の凄腕ガイドとろぴっちゃん(TropicBum氏)からメッセージが。

「こっち(奄美大島)でもカキ殻対策には、ウエイトなしの軽いフライが有効なんやぜ〜!」

おお、さすがとろぴっちゃん!#MeTooでんがなまんがな。え、違う? まぁ軽いフライも用意しとけっつーことですよ。了解であります。

そんなTropicBum氏から、以前にいただいたシュリンプフライをご紹介して本日はおしまいにしたいと思います。まだ彼が沖縄にいた頃にいただいたフライなんですが、ダンベルアイとかを使わずに、それでいてしっかりボトムでアピールできるフライです。全体のバランスや配色はさすが百戦錬磨な感じなんですが、特にスゴイと思ったのがラインアイの手前に設けられた小さなリップ(板)です。リトリーブした際にこのリップがボトムの砂を掘ることで砂煙を起こすというもの。いうまでもなくクロダイ類は砂煙に超敏感です。引き波を起こしながらクルージングするクロダイが、視界の端に見えた砂煙(フライ)に猛然と襲いかかる経験をしたことがあるのは、私だけじゃないと思います。たぶん捕食者である自分から逃げるもの=エサ生物ということを本能的に知ってるんでしょうね。

裏側はこんな感じ。見えない部分にはマテリアルは不要でしょう。その代わりにレッドワイヤーがしっかり巻き留められています。これなら確実にボトムをクロールできますね。勉強になります!

フラットの暑い夏はもう目の前。皆さんもフライの弾数と種類を要チェックです。それでは、また!