今年4月。それまで4年間ほど継続していた仕事が終了して、GWは何年かぶりに完全オフとなったこともあって、久しぶりに実家でゆっくり過ごすことに決めた。もちろんクルマに釣り道具をどっさり積み込んでだ。実家へと向かって走り出して約30分後に追突事故に遭うというハプニングがあったものの、損傷が軽度だったのでそのまま帰路を急いだ男、saltwater-ffです。こんばんは。

本日は今年のGWに行った釣り場のお話を少し書こうと思います。バホバホ釣れるわけでもないし、むしろ魚の数は少ないので難しいと思うんですが、それでも命の継承がしっかり続いていて、個人的には行くたびに癒される、そんな釣り場です。どこにあるか? それはあえて秘させてください。

私がこの釣り場を知ったのはもう30年以上も前のこと。ひまさえあればロッド片手に自転車を漕いで、あちこちでバスを釣りまくっていた頃でした。この釣り場は、いわゆる農業用の溜め池で、当時岸釣りしか選択肢がなかった中学生の私にとっては、土手周辺くらいしかまともに釣ることができず、時たま見かけるジョンボートやフローターに乗った大人達を眺めては、羨ましさと悔しさが入り混じった気持ちになっていました。

正直に書くと、この池よりももっと簡単に釣れる池は当時いくらでもあったし、この池に執着する必要がなかったのですが、それでも自分には手の届かないポイントへ、アルミやフローターに乗って行ける大人達の姿を見たくて何度も足を運びました。羨ましさや悔しさがいつの間にか憧れに変わっていたんだと思います。そしていずれ自分もあの時の大人達のようにアルミやフローターに乗って、この池で釣りをしてみたい。そう思うようになりました。

それから随分と年月が経ち、フローターでこの池に浮かぶことができました。確か初めて浮いた日はボウズだったんじゃなかったかな。そう、浮いたからって釣れるとは限らない(笑)。その後も年に1回浮けるかどうかですが、私にとってはバスフィッシングの原風景のひとつだったりします。

下の写真は2年前に浮いた時に撮ったもの。ちょうど今ぐらいの新緑の時期だったと思います。

真夏になると水面の大部分がヒシ藻で覆われてしまうので、6月いっぱいくらいまでがフローターで楽しいシーズンです。ヒシ藻に覆われてからの方がバスはよく釣れるんですが、ヒシ藻の茎が大量に足に絡まって体力を消耗するのであまりおすすめできません。

 

下の写真も同じ2年前に撮ったもの。拡大してもらえるとわかりますが、フライがわらわらといてくれて、5〜6年後が非常に楽しみだと思いました。今年もそろそろ大群になっている頃かな。一時期、天災の影響(と思われます)で著しく個体数が減ったと風の噂で聞きましたが、こうやって命の継承が行われていると思うと、自分のことのように嬉しく思います。

うまくいえないけど、とにかく可愛いです。

今年のGWは時間の関係でフローターで浮けなかったのですが、それでもお気に入りのバドで1匹キャッチできました。この1匹で満足。結局、GW中に釣りをしたのはこの日ともう1日(ボウズ)だけでしたが、大いにリフレッシュできました。たくさん釣るのも、大きい魚を釣るのも楽しいですが、満足度が高い釣りというのも、今後のバスフィッシングの方向性のひとつじゃないかなーと思っています。

実はビッグバドが大好きです。そのうち書くと思いますが、このルアーは本当に素晴らしいルアーだと思います。

それでは、また!