※この記事は2013年3月7日に書かれたものです。

 花粉~、PM2.5~、なんじゃかんじゃ~、春めいてくるといろんなものが飛びまくりますが、ミサイルとか~そういうのは飛ばさないで欲しい男、saltwater-ffです。こんにちは。

 3月もあれよあれよと上旬から中旬に差し掛かり始めてますね。東京湾各所ではバチ抜けが本格化してきたし、あっと言う間に春の本番を迎えそうな気配です。そんなこんなで妄想シリーズも第3弾。水がぬるんでくるとイヤでも気になってくるのがクロダイ関係。今年もあれやこれや頑張ってみたいと思ってます! というわけで、妄想全開、さくっとないりましょー。


 クロダイっつーと、ここんとこ定番なのがカニを模したフライパターンです。海外でもボーンフィッシュやパーミットの重要なフライのひとつとして広く認知されていますねー。日本でももっと注目されていいんじゃないかと個人的には思っています。カニ食ってる魚ってけっこういると思いますしおすし。
 まー、でもタイイングするのがメンドっちいってもの事実。カニ系の有名どころのマーキンクラブやカーペットクラブは同じ手順を何度も繰り返さないとダメなので、私のような飽きっぽい性格だと3本も巻けば飽きちゃいます。ラバーレッグ取り付けるのとボディを刈るのは楽しいんで、そこだけやりたい(笑)。なんかいい方法ないかなーと思いついたのが、EPなんちゃらーブラシをそのままシャンクに取り付けてボディにする方法。

 けっこうバルキーなので刈り込み必須。おまけにファインラバーが混入してるので、なんなら刈るだけでゴム足なしでもOK(かもしれない)。ま、だいたい魚は人間のこだわりとは無関係のところによく反応しますからね。大量生産に向いていて良いのではなかろーかと。
 問題はEPなんちゃらブラシを売ってるお店が少ないこと。首都圏だとEIZO大名人のとこくらいしか置いてません。もっとも売れる数なんて知れてますから、ショップに「いっぱい置いてー」とか無理は言えません。地方在住の方なら、通販でドバっと個人輸入するとかが現実的ですかね。


 こっちはフリースタイル系(?)。カニのフライパターンって、なんかこう、考えたり巻いたりするのが楽しいんですよね。うまく表現できないんですが、工夫する余地がまだまだいっぱいあるような。
 「遊び」の部分を排除しまくった実用一辺倒なフライも魅力的ではありますが、どこか「遊び心」を感じさせてくれるフライもまた魅力的です。カニ系のフライパターンには、そんな「遊び心」をまだまだ盛り込めるような気がしてなりません。だからなのかな、巻いてるとついニヤニヤしちゃうんですよね。変態ですね。


 で、変態も度が過ぎると通報されかねないので要注意です。はるか昔、まだブラックバス釣りが大好きな少年だった頃に、圧倒的な釣果と鮮烈な印象を与えてくれたアンクルジョッシュのポークリンド。ルアーと呼ぶにはあまりにトゥルットゥルな質感、脱皮したてのザリガニを彷彿とさせる艶めかしすぎる水中での動き。今じゃすっかり定番なのかもしれないですが、フライ一辺倒のおっさんになったワタクシとしては、あの質感と動きはフライに通じるものがあると思っています。それすなわち、プラスチックやシリコンでは表現に限界がある、天然素材ならではのナチュラル感!
 ソフトシェルクラブとか人間でも大好きですからね。魚にとってもご馳走以外の何物でもないでしょう。それを表現できるのはポークリンド、もしくは天然素材を使ったフライと、あとは本物のみ(笑)。これは天然素材をもっと見つめ直さねば~!! と思って丸ノ内線の車内で走り書きしたような。ま、だいたいそんな感じで。