ちょっと前のえぐりから(その②)。 Let Me in Your Life. Part2

はい、気がつくと9月も残り少なくなってましたねー。何やかんやとやることが増えてきて、連休は仕事で潰れそうな気配の男、saltwater-ffです。こんにちは。

忙しいのはありがたいことなんですけどね、欲をいうとヒマな時と忙しい時の差をなくせたらな〜、なんて思いますが、まぁ仕方ないですね。

本日の更新は、前回に続いて「家庭内えぐり」のその②です。「えぐり」といえば、ロドリでおなじみだったえぐり師チャーリーの「えぐり心得」を私もリスペクトしています。どんな心得かというと、まぁロドリのバックナンバーをお持ちの方は「えぐり師チャーリー」のコーナーをご一読くださいな。もしくはチャーリー氏のブログ(リンク先にジャンプします)をご参照ください。

と、前置きはこのくらいにして、初っぱなはヘドンのクレイジークロウラーです。

ジム・ドナリーが亡くなった後に、ヘドンがパテント込みで遺族から買い取って製造を続行(どうも遺族の願いだったようです)。たしか1940年頃からヘドンのラインナップに加わり、材質や形状に変化があったものの、現在まで息長く販売されている稀有なルアーのひとつです。

何で今さらクレイジークロウラー? と思われるかもしれませんが、この2つは千代田区は神田小川町にある名店、ギル神田店で1個510円で売られていたのでした。そりゃクレイジークロウラーは何個も持ってますが、510円なら買い足すに決まってますわな。そのまま使うのもよし、リグを外して研磨&リペイントしてもよし。近年再評価されブームになっているハネモノ系ルアーですが、個人的にクレイジークロウラー抜きにハネモノは語れないと思っています。

 

続いて、これはどこで買ったんだっけか……。思い出せないですが、このルアーについては忘れてません! 小バス&ギルと遊ぶのにぴったりなフィッシュメイトのサーフェスポッパーです。たしか中古で100円とかだったかな……。まぁかなりやすい部類だったと思います。まぁまぁ見かけるし、破格のプライスなことも多いので1〜2個持ってるといいかもしれません。

特に初めてルアーフィッシングをする人に「魚がルアーに反応する様子」を見せ、難しいこと抜きでとりあえず体験してもらうのに最適なルアーだと思います。初めてでも投げやすい重さ、動かしているのがわかりやすい音と水しぶき、トップウォーターなのでバイトが目で見えるのもいいですね。

初めての人が直感的に「楽しい!」と思えるようなルアーって、今では結構少なくなってしまったように思います。安価なのも素晴らしい。

 

はい、お次は USタックルのラトリンジェイクです。って、全然知らないルアーです。でもリトルジョージをパクっとやっちゃったのは一目瞭然。Google先生にRATTLIN’ JAKEやU.S.TACKLEやAmerica’s Fishing Partnerって入れてもそれっぽいのはヒットしません。トレードマーク(TM)やレジストレーション(R)をこれ見よがしにロゴに入れているので、何かしら出てくるかとも思ったんですが……。私の検索能力が低いだけかもですが。使ってないので、400円が安いか高いかは分かりません。たぶん使う予定もないと思います。

 

B級(C級?)ルアーが続きますが、パチモンといえばプロデューサールアーを忘れちゃいけません。バタくさいイラストにチャンピオンズルアーという大げさな表現。ブーマー・ウェルドという架空(?)の釣り人がプロデュースしたという触れ込みです。ちなみにこのブーマーさん、肩書きはワールドフィッシングチャンピオンだそうです。

まぁルアーとしての出来はさておき、味もそっけもないパッケージで堂々とパクリまくるルアーが多い中、こういったネタの作り込みも含めて楽しめれば90円は安い買い物でしょう。ちなみにプロデューサールアーは割と種類が多く、ペンシル、スイッシャー、ノイジー、ディープクランク、バイブレーションなんかも見かけることがあります。フルコンプしてる人もいらっしゃる……かもしれません。

 

続きまして、黄色い看板のベリーなお店で遭遇しちゃったブツ。都内のお店だったように記憶してますが、どこだったかな? ダブルスイッシャーの名作、コーデルのボーイハゥディがこのお値段ならそりゃ買いますって。たぶん現行モデルだと思われますが、古くても新しくてもガンガン使うからどっちでもいいんです。

ダブルスイッシャーは関西出身の私にとって、なじみが薄いルアーのひとつだったんですが、関東に移り住んでからダブルスイッシャーの威力を思い知りました。私がボックスに常備してるのはコレとデビルズホース(100、200)。あとはシンキングですがステルスペッパー110、ガストネード。登板回数は少ないですが切り札にフジのシルクワームも1個入れてたりします。

 

これもどこで買ったか覚えていませんが、バグリーのチャターが540円っていう点だけで買いました。散財もいいとこですね(笑)。一時、バス釣りから遠ざかっていた時期があるので、知識的にスッポリ抜け落ちていることも多いんですが、このチャターもよく分かってません。しかし、知らないってことは知る楽しみがあるってことなので、自分なりに理解していこうと思います。まぁバグリーでチャターっていうと、圧倒的にダイビングチャターの方を連想しちゃいますけど。

 

さてお次も謎というか、ルアーは謎じゃないんですが価格が謎のドライリンドー。アーボガストで出してるラバージグ+ドライリンド(天然皮革)のコンボです。ドライリンドはフックに刺してあるんじゃなく、ラバーと一緒にワイヤーで固定されています。まぁアメリカでよく見かける、仕事帰りのチョイ釣り需要に向けたお手軽コンボなのかなー、と勝手に想像しています。

しかしながら謎なのは199円という価格。これ新品ですからね。キャスティング某店で普通に売られていて、思わず即バイト。2個しかなかったのが残念でした。後日、ヒロ内藤さんに「こんな値段で売ってましたよ」と見せると「えぇーっ、これは安すぎるね!」と仰っておられました。
まぁラバージグとしての出来は、正直いって価格相応かなー。でもワイヤーを外してラバーをソークし、ドライリンドをやや下げて再度組み付けると、いい感じに動くようになりました。ボリュームがある割にスローフォールなので、低水温期に結構使えるんじゃねーの!? と思ってます。

 

アメルアが続きますが、お次は国内メーカーの雄、スミスのサウンドシャワーバズが220円て! バズベイト好きの私でなくても購入しちゃう衝撃のディスカウントプライス。これも買ったのどこだっけ?(笑)。中古釣具店の新古品だったと思います。バズベイトの名手、アイアン横山氏がデザインしたことは知っていましたが、これまで使う機会がなかったのでスルーしていました。でも買ったからには使いますよ〜。やっぱり氏のイメージ通り、霞ケ浦界隈で釣りたいなぁ。

 

ラストは忘れた頃に見つけちゃうエクスキャリバーシリーズから、ミノートラックダウン(B13)です。コレ、正式な名前がいまいち分からないんですよね。英語表記だとMINNOW TRACDOWNなんだけど、日本語の表記だとトラックダウンミノーになってるし……。まぁ日本語の語呂的には後者の方がサマになってるのも分かるんですが、ここは英語の表記に習うことにします。
エクスキャリバーシリーズは名だたるトップバスプロが、自身の経験と実績をもとにスペシャルなルアーをプロデュースしたシリーズで、いわば釣れっ釣れのチューニングが施された特別モデルという位置付け。このミノートラックダウンは、ご存じケビン・バンダムが担当。ご覧の通りボーマーのロングA(13A)をベースにしていますが、ジャークした時のアクションは別物です。今回購入したのはパッケージ入りの新品(陳列棚で熟成されてました)ですが、中古釣具店でもしばしば見かけるので、ジャークベイトが好きな方なら持っていて損はしないかと思います。
しっかし、レジェンド級バスプロがみんな若い! !

さて明日が終わればまた連休。釣りにお出かけの方は頑張って!
それでは、また。