テーリング、綱引き、そしてポロリ。 I Lost in Tug of War.

台風5号が接近中の本日は6月9日。6と9でロックの日なんて言われてますが、個人的には朝7時前に目が覚めちゃって、昨夜に降った雨の影響も考えたんですが、起きちゃったら行くよねーってことで、トーキョーフラットへクルマを走らせた男、saltwater-ffです。こんばんは。

先日は下道で行ったので、今度は首都高を使ってみました。うちから現場近くのコインパーキングまで約25分。わかってたけどやっぱり速ぇー。ま、渋滞しなければって話ですが。

釣り開始は8時半くらい。下げ止まりから上げのタイミングでエントリー。潮回りが若潮なので潮位が前回よりも引いていないのは織り込み済みでしたが、昨夜の雨の影響がどのくらいあるかは実際に足を運んでみるまでわかりませんでした。

水の色はそれほど影響がないような……などと思いながら導流堤あたりまで歩くと、全然ボトムが見えない。導流堤にあたって川の流れに変化ができているのですが、どうにも緑と茶色の混ざったにごりが見える範囲を覆い尽くしているようです。やはり昨夜の雨の影響が出ていて、今日はダメかなーと思いながらもう少し下っていくと、今度は急に水が澄んできました。わずか150mくらい歩いただけでこの変化。さすが河口だなーと一人で納得。表層を群れ泳ぐハク(ボラの稚魚)も見えていい感じです。

ちょうど投げ釣りをやっている老夫婦がいらっしゃったので、朝の挨拶を交わしつつ釣果を聞くとハゼがポツポツとのこと。「水温が下がっちゃってダメだねー」と仰るので、私も足をつけてみると、確かにこの間の日曜日よりも冷たい。まぁここまで来といて、水温がちょっと下がったからって帰りませんけどね(笑)。老夫婦のお邪魔をしないようにさらに100mほど下ったところあたりで真剣に魚を探してみます。いい塩梅に岩が点在していて、その上に立ってしばらく凝視。ちょうど太陽が左側のやや後方から照っているので、自分の前から右半分(上手側)で魚を探すような感じです。岩に乗って探して、数m下ってまた岩に乗って探しての繰り返し。そんなことをしながら下ったり逆に上ったりしながら、小一時間過ぎたところで上げ潮のスピードに変化が出始めます。さっきまでより明らかに早い。川の流れより上げ潮の方が一時的に勝っているようで、フライラインが上流側に弧を描いてドラグがかかります。するとさっきまで何もなかった10〜12mくらい先に尾ビレがぴょこんと上がりました。

待ってました!とすかさずキャスト。届かず!!  しかしテーリングは続行中。流れのスピードと水深がうまく合っているようで、浜名湖で見かけるような安定したテーリングです。どうやら夢中で掘っているみたいです。

2回目のキャストでテーリングの70〜80cmくらい前に落とせたので、少し待ってからスローで長めのストリップを1回。テーリングが消え、その直後にググググンッというおなじみのアタリ! ロッドはそのまま、ロングストリッピングを続けつつ完全に魚の重さが乗るまで綱引き開始〜! ここでロッドを立ててバラした回数は数知れず。ザ・ガマンなのであります。

ラインを引っ張って、引っ張って、さすがにフッキングしただろうと思ってロッドを徐々に立て始めたら、ラインの先にギラリと光る魚体が!!! やったぁー! と思った次の瞬間。右手に感じていた重量感が、まるで何事もなかったかのように消え、ラインはテンションを失ってだらりと垂れ下がる…………。

くやしいのぅ、くやしいのぅ。

その後は上げ潮のスピードがさらに上がり、同時に泥にごりっぽい水が広がってきて魚影はおろか、テーリングも見えなくなって終了。昼12時までの悔しくも濃密な約3時間半でした。

イタダキー! と思ったのも束の間。トーキョーフラットの女神もそう簡単には微笑んでくれないのでした。そういや写真撮ってなかったので、「縁鳥居地点」まで戻ってきて今回の悔しさを次に活かすために自撮りしました。

前回ブレイク。今回ポロリ。なんつーか、0.5歩進んだ?いやいや、0.1歩かな。C&Rまでの道のりはもうちょいかかりそうです。

駐車場へ戻りながら流入河川の河口で釣りする人をしばし見物。15cmくらいのハゼを釣ってました。流入河川はやたら澄んでいて、もしかしたらこっちの方がサイトしやすいかも!?とか思いました。次チェックしてみよーっと。

それでは、また!(チキショー!!)