フライタイイングはめぐりめぐる。 You don’t care, I know.

いやー、ようやく梅雨明けですよ。今日は何日? 7月30日! もうあと数日で8月というところで、関東地方も梅雨明けして2019年のサマーがやって来ました。まぁ個人的には入院したり色々ありましたが、そっちの方も何とかかんとかクリアして、ひとまずは元気に過ごしているので結果オーライでしょう。
本音はじゃんじゃん釣りに行きたいところですが、まだ慣らし運転のような状態なので、ぼちぼちやっていこうと思います。指先のリハビリがてら、よくタイイングするようになりました。もともとタイイングは嫌いじゃない方なんですが、ここ数年は、まとまった時間がとれないと億劫になっていたんですよね……。退院してからは1日1時間か2時間くらいデスクに向かうようにしていますが、やっぱりタイイングって楽しいなぁと思っています。

 

さて、本日は季刊『フライフィッシャー』最新号(No.292)が発売されたので、そのご報告とかを兼ねつつ、なんか適当に書いていきたいと思います。ブログもずいぶん書いていないので、リハビリがてら、つらつらと書いていきますので、お時間のある方はお付き合いください。

フライフィッシャー最新号(No.292)の特集は「釣り旅東北」のタイトル通り、東北の渓流尽くし!という感じの記事が目白押しです。それほど東北の渓流に思い入れがない私でも、週末に弾丸ツアーで東北釣行へ出かけたくなるような内容です。
でもって、私が担当させていただいたのは後半のタイイング特集。真夏の時季にタイイング?と思われるかもしれませんが、ただでさえ情報が飛び交う昨今、日々の釣りをアップデートしていく方が増えているように思います。20年以上前に当たり前だった「タイイング=シーズンオフの楽しみ」という常識は、もはや当てはまらないのではないかと個人的には思います。

そんなフライフィッシャー最新号の取材を行っていて、裏話というか、ビビッときたのが↓の瞬間接着剤。ご存じの方も多いと思いますが、いわゆる100円ショップの瞬着(瞬間接着剤)です。この100キン瞬着を使っている方が結構多いこと(笑)。
厳密にいえば接着強度を考えると100キンの接着剤はおすすめできないんですが、フライタイイングに求められる接着強度なんて、たかが知れてますからね。かくいう私もヘッドセメントの代わりに常用しています。ハケ付きというのがポイントで、接着剤の量を調整しやすいし、点でも面でも塗れるのが便利! 途中で中身が硬化して使えなくなっても100円ですし、なかなか優れものだと思います。
ちなみに右がダイソーで売ってるタイプ、左がセリアで売ってるタイプです。容量的にはダイソーの方がお得ですが、セリアの方が容器が四角くて倒れにくいので、個人的にはセリアの方をよく使っています。

お次はPE系スレッドのお話。ここ数年で一気に広まった感があるPE系スレッドですが、私にとってはもはや欠かせない存在です。クロダイ用フライだったり、バスバグだったり、用途は様々ですが、PE系スレッドならではの引っ張り強度に身体が慣れてしまって、久しぶりに他のスレッドを使ったら、ブチブチ切れてスレッドが傷んでるのかと思ったほどです。
主に使っているのはワプシのG.S.Pスレッド、ベネッキのウルトラストロングスレッド、ヴィーバスのG.S.Pスレッドで、太さはいろいろ試しながら使ってます。瞬着との相性もいいですね。

PE系スレッドを使うようになってこれまで以上に気をつけているのが、ボビンホルダーの剛性とスレッドへのテンションのかけ方。↓のボビンホルダーはライトボビンで、アームが片方だけなので強度が心配……と思いきや、実際は手に握ってボビンごとテンションをかけられるので、タイイングが大変スムーズです。もうね、こればっかり使ってるくらい快適です。PE系スレッドとの相性はバッチリといっていいと思います。

そんな折に実は気になっていたボビンホルダーが!
↓はシュミーンのボビンホルダーですが、アームの内側に取り付けられた調整ダイヤル(赤い筒状の部品)を回すことで、スレッドのテンション調整がチョー簡単にできてしまうというスグレモノ! ボビンホルダーを握ったまま、指先でちょいちょいっと回してやるだけで、テンション調整ができてしまう! 1本のフライを巻いている間にテンション調整をこんなに自在にできるなんて、これは結構びっくりしました。そして強いスレッドを使うほどに、テンション調整の重要性を感じる次第です。

というわけで、今日はあっさりめですみません。もう少し頻繁に更新できるように頑張ります。

それでは、また。