手首を鍛えるといいことがある(かも)。 Who should Do more Wrist training.

2月だというのに日中の気温が16〜18度とかってすごいですね。普段から適当な格好で通勤してますが、今日なんか上着なし! 上はTシャツにパーカー、下はジャージでも全然寒くなーい。むしろ屋内や電車内は暖房が効いてるので暑いくらい。私が肥満体なのも関係してると思いますが、温かい日中は暖房使わなくてもいいんじゃないですかね?と思う男、saltwater-ffです。こんばんは。

 

もう3月がすぐそこまで来ています。ということはフライフィッシング的には春シーズンの開幕! はやる気持ちはわかりますが、もう1〜2回くらいはキャスティングの練習しといた方がよくないですか?

 

私も今年40代のラストを迎え、自分のキャストを見直す必要性を感じています。というのも、若い頃にやっていたようなキャスティングだと、知らず知らず疲弊しちゃうんですよね。疲弊と書くと大袈裟かもですが、高番手ロッドをひたすら投げ続けられたあの頃のようにはいきません。

もちろん習慣化している筋トレでもフライキャスティングを意識した部位の筋肉や、スムーズな動きができるようにストレッチを行っていますが、それでもやはり限界があります。

 

特に感じるのは前腕部の筋力が落ちたというか、踏ん張りが効かなくなったこと。ご承知の通りフライキャスティングはロッドをストップさせてループを発生させますよね。

若い頃は加速したロッドを思った位置で止めることが(そこそこ)できていましたが、今では10回投げてせいぜい最初の4〜5回できればいい方です。特にバックキャスト時の止める動作には不満が残ります。

それで、筋トレの影響もあっていろいろと調べてみました(実は解剖学の本とか読んで筋トレしてます)。前腕にある手首の動きというのは4つに分類されるそうで、手のひらを下にした状態で手首を上下する動きが「背屈(はいくつ)」と「掌屈(しょうくつ)」です。

例によって私の下手な絵で申し訳ないですが……。

↑の動きが「背屈」と「掌屈」で、この動きはだいたいの方が難なく行えるのではないかと思います(※手首を怪我をしていたり、何らかの障害をお持ちの方は無理しないようにご注意ください)。まぁ「背屈」と「掌屈」はフライキャスティングには、さほど直結しないので気にしないで次へいきましょう。

 

で、次は手のひらを縦にするというか、握手する際の向きで手首を上下させる動きです。親指方向に曲げる「撓屈(とうくつ)」はリストを開く動き。逆に小指側に曲げる「尺屈(しゃっくつ)」はリストを閉じる動きです。

フライキャスティングにおいて、手首の閉じ開きが重要視されるのは言わずもがなですが、そもそも手首の「撓屈」と「尺屈」はどのようにして行われるのでしょうか。先に答えを書くと、手首の動きの大部分は前腕部の筋肉によって行われています。

よかったら利き手でロッドを持ったイメージで、手首を閉じ開きしてみてください。その際に前腕部のどのあたりの筋肉が動いているかを見てみましょう。できれば鏡の前で。鏡がない場合は、もう一方の手で動いている筋肉に触れてみるのもおすすめです。思いの外、多くの筋肉が動きに関わっているのがわかると思います。

前腕部というのは、実は数多くの筋肉が集合している部位で、人体の中でもかなり細かい動作ができるようになっているのだそうです。まぁ指先までつながっているものがほとんどなので、当たり前っちゃ当たり前なんですが。

 

基本的な前腕部の動きが理解できたら次はどうやって鍛えるかですが、スポーツジムに通っていたり、自宅にトレーニング環境がある方は、ウエイトトレーニング用の機材の中から扱いやすいものを適当に選んでください。

あまり高重量だと手首の関節に無理が生じるので、軽めから始めるのがいいと思います。あとはフライロッドを持つのと同じようにして、手首の閉じ開きを繰り返すだけ。

私はEZバー(プレートなしで約10kg)を使って、閉じ開き動作15回を3セットやってます。利き手だけでもいいですが、なんとなくもう一方の腕も同じように15回3セットやってます(笑)。

私のおなかの丸みが強調されてますね……。まぁ、そこは置いといて、サムオントップの状態で「撓屈」してます。この時、前腕上部および外側の筋肉に刺激が入ります。

続いて手首を閉じた状態。この動きではヒジから前腕下側の筋肉に刺激が入ります。

いずれの動きでも負荷が常にかかり続ける状態をキープするのが大事で、多少の反動を使ってもいいですが、手首の力で制御できないほどになるのはNGです(手首を傷める原因にもなるためご注意を!)

 

ジムに行ってないし、家にダンベルもねーよ!という方は、ペットボトルに水を入れてそれを握って同じように手首を動かすのがおすすめ。まずは10回。余裕だったら少し休んで10回を2セット、合計3セットやれば十分でしょう。時間にして5分もかからないお手軽トレーニングです(ペットボトルの重さはご自身の筋力と相談で)。

 

前腕部の筋肉は手首だけでなく、握力や指先の動きにも影響するとのこと。何もしていないと、加齢とともに筋力は低下していきますから、フライフィッシングを続けていくためにもぜひ取り入れてみてください。

 

いやー筋トレって素晴らしいですね!?

それでは、また!