新しいフライロッド の波がやってくる。 New Wave is Coming to Japan.

はい、というわけで本日は令和1年の11月11日っていうことで、ワンワンワンワンワンワンの日(ホントか?)だそうです。だからといって、実際まぁどうでもいいですね。はい。土日もなんじゃかんじゃでお疲れ気味の男、saltwater-ffです。こんばんは。

 

昨日の11月10日に新潟県三条市の八木ケ鼻オートキャンプ場で開催された「FF EXPO下田郷」に行ってきたわけですが、まぁイベントのレポートとかは三条市の観光サイトだったり、FLYFISHER ONLINEで見られると思いますので、大海原的な感じで書いていこうと思います。

 

まぁ正直なんじゃかんじゃお手伝いをしていたので自由時間も限られてまして、ならばと特に興味をひいた2本のロッドを振り倒してきました。

 

 


まず1本目はGルーミスのNRXプラスS、890−4です。すでにアメリカでは発売されていますが、日本国内ではデリバリーされていない話題のシリーズです。

 

まず何が話題かって、Gルーミスの最上位機種にはご存じアスキスが君臨しているわけで、NRXはその次の位置付け。初代NRXの登場から約10年が経過し、新たなNRXとしてNRXプラスがリリースされたわけですが、正直アスキスとの住み分けというか、最上位機種を超えてくるのかこないのか、超えるとしたら実際おいくら万円なのか……といったあたりのことも気になりますが、やっぱり一番気になるのはキャストフィール! ということで試投させていただきました。

 

試投させてもらうこと10分……いや20分だったかも(なげェよ!)。正直に書くと投げれば投げるほどこのロッドの性能の高さというか、ポテンシャルの限界が想像できない印象を受けました。

 

もはや当たり前のように超軽量ですし、グリップも握りやすくストップ時の力が入りやすいです。シャフトの復元スピードは常人が扱えるレベルになってますが、たぶんそれは実力のごく一部で、それ以上を私が引き出せないだけだと思います。

 

アスキスとの住み分けについては振り比べなかったので、いい加減なことは書けませんが、おそらく目指す方向性が異なっているんだろうと思います。

 

お値段は昨今高騰している原材料の価格が跳ね返ってきているんだと思いますが、ハイスペック路線のフライロッド なので、まぁそれも仕方ないでしょう(アスキスよりはお安いとのこと)。

 

日本国内でのデリバリーも近日中にアナウンスがあると思われますので、気になる方はアンテナを張っておいた方がいいと思います。

 

じゃ、2本目!

エピックの686 FastGlassです。

 

正直すっかりEpicのことを忘れてました。まぁしばらくフライフィッシングに疎い生活をしていたので、しゃーないです。切り替えていこ!

 

で、ご存じの方も多いと思いますが、Epicはニュージーランド発のロッドメーカーで、グラスとグラファイトの両方をリリースしていますが、特に注目したいのがグラスの方。

 

わざわざフライロッド 用に製造されたグラスファイバーを用いて作っているというこだわりよう。特に海やウォームウォーター用で出番が多い、6番以上のグラスファイバーのフライロッドですが、いざ買おうと思うと意外なほど選択肢が少ないんですよね。

 

拙者、Epicのことをすっかり忘れていたでござる(2回目)。

 

試投させてもらったのはハチハンのロクバン。先に書いちゃいますがキューじゃなくハチハンってのが、このロッドの良さを増していると思うんですよ。たぶん9フィートだともう少しトップヘビーになったり、ダルな印象が増すんじゃないかと想像しました。

 

でも8フィート6インチに仕上げてあることが、ブランクに必要以上のストレスをかけないカーブを生み出し、抜けのいいキャストフィールを感じることができるんじゃないかと思いました。なんというか、しなやかで軽やかなんですよ。

 

高弾性の戦闘モード全開なフライロッド も相変わらず大好きですが、ちょっと息抜きというか、ゆったりとした時間を楽しみたい時には、こういったグラスのフライロッドを好むようになってきました。加齢による嗜好の変化かもしれないですね。フローターで浮かぶ時なんかは特にそういう気持ちになってます(笑)。

 

あとこのフライリール。LUNAR AC2っていうモデルですが、これもEpicブランドみたいです。日本国内でもデリバリーされてるのかな?  なんだか見た目の印象が往年のLOOPのHI TECHに似ているような気がするんですよね。ちょっと角ばってますが、個人的に好きなデザインです。

ここでLUNAR AC2の開発経緯が読めます。

 

まぁ要約すると、LUNAR AC2は航空宇宙分野の技術者、アレックス・カプリンさんとSwiftの創設者、カール・マクニールさんがコラボしてもので、設計開始からなんじゃかんじゃあって、5年の歳月を経てようやく理想とするフライリールを実現できたようです。

 

ちょっと話がそれましたが、他にもアメリカではスコット、オービス、セージといったメジャーブランドから新次元と呼んで然るべきフライロッド が登場しています。日本国内でも程なくデリバリーされると思うので、非常に楽しみですね。

 

なんだか新しい大きな波がやって来ているような気がしますが、お財布が耐えきれそうもありません!

 

いつにも増してとりとめのない終わり方ですが、それではまた。