バス釣り、気分はアメリカン! My BassFishing, Feeling is American!

それにしても今年は本当に台風の当たり年ですね……。被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げますな男、saltwater-ffです。こんにちは。

平成最後の年はいろんな意味で印象深い、激動の一年として多くの人の記憶に残りそうですね。まぁ残り約4か月、これ以上の災害が起きないことを祈るばかりです。とか昨日(9/5)ここまで書いて、後で続きを書こうと思っていたら、今朝(9/6)未明に北海道で大きな地震が発生してしまって、もう本当に災害多すぎィ! 被害に遭われた方には重ねてお見舞い申し上げます。

関西も北海道も復旧まで時間がかかると思われますが、私個人ができることは微々たるものですが、何かしら貢献できるよう頑張りたいと思います。

さてさて、魚がなかなか釣れない大海原ブログですが、釣りにはちょこちょこ出かけていたりします。先週の土曜日は霞ケ浦方面へバス釣りへ出かけてきました。

うだるほど暑かった夏が後姿になると、気持ちは巻きモノ!ということで、常陸利根川下流部にあるハーツマリンさんでアルミボートをレンタルして、外浪逆浦へGO!

この日の天気予報は曇りで、風はほぼ終日ベタ凪だったんで、外浪逆浦の石積みやら鰐川近くの垂直護岸やら、随所にある崩れたヘラ台なんかをバズベイト、スピナーベイト、ポッパー、スイッシャーでじっくり探っていく作戦。

あ、バス釣りに関しては、バス釣り雑誌の編集をする前からやっていて、これといったスタイルみたいなものはなかったんですが、比較的好きなのがトップウォーターとやや表層に近い中層の巻きモノの釣りだったりします。影響を受けたバス釣り偉人を挙げるとキリがないですが、アメリカ人だとビル・ダンスさん、ローランド・マーチンさん、ポール・アライアスさん、ギャリィ・ストームさん、リック・クランさん、ジミー・ヒューストンさんあたりの記事を読み漁り、日本人だとヒロ内藤さん、村田基さん、今江克隆さん、並木敏成さん、伊東由樹さん、柏木重孝さん、力丸卓生さん(故人)らの記事や映像からいろいろ学ばせていただきました。そして西山徹さん(故人)のルアーもフライも両方やるスタイルに憧れ、ルアーフィッシングからフライフィッシングへと釣りの範囲を広げていくのは、私にとって自然な流れでした。

バス釣りに熱をあげていた小、中学時代の頃には夢にも思わなかったことですが、その二十数年後に憧れたバスプロ達の釣りを目の前で取材できる未来が待っていようとは……。個人的な釣りの知識や経験値を増すのに、これ以上の幸運はなかったと思います。私の目を通したバスプロ達のお話は、また別の機会に書くつもりですが、共通していえることはとにかくみんなバス釣りへの熱意というか、集中力が人並み外れているってこと。キャスティングやボートの操船といった技術面が優れているのは当たり前といった感じです。

とまぁ、本題とは違った話が長いケースは釣果がなかった証拠みたいなものでして(笑)、今回の釣行でヒットしたのはアメリカンキャット君が2匹。どちらもスピナベでした。写真のアメリカン君はヘラ台の鉄パイプにスピナベがヒットした直後に食ってきたので、ヒットした瞬間はグッサイのラージマウスだと信じて疑わなかったんですが、ファイトの感じがちが〜う! 残念!アメリカン君でした。

午後から予報に反して強風が吹き始めたので、外浪逆浦を離脱。今後のためにも常陸利根川の沈みものを魚探で探しながら15時過ぎまで頑張りました。まぁそのうち攻略してやりますよ! なんといっても日本で2番目に大きい湖ですし、マッディシャローとしては間違いなく国内最大規模なわけですし。利根川も含めると非常にやりがいのあるフィールドだと思います。

まぁ今回のタイトルにも書きましたが、私のバス釣りの源流はアメリカンなスタイルにあるので、広いフィールドから魚を探し出していくのが楽しかったりするんですが、それと同じくらい楽しいのがルアーを探し集めることだったりします。一時期オールド系プラグは高騰しすぎていた感がありますが、最近はこなれてきたようで庶民的な価格で購入できるようになっているのが嬉しい限り。

もちろんオールド系に限らず、ヘンテコなルアーや知らないルアー、昔お世話になったルアーなんかを見つけると、つい買い物カゴに入れちゃう癖があります。というわけで、ここからは最近えぐったルアー達をご紹介します。たぶん実釣にはまったく役に立たない情報だと思います。

ちなみに「えぐり」とは釣具店に長らく眠っている在庫品や、中古釣具店で見つけてピンときたモノを買い集める行為のことで、雑誌『ロッド&リール』で長期連載されていた「えぐり師チャーリー」氏の活動がよく知られています。えぐり師チャーリー氏のブログはこちら

 

まず一発目はサンダーシャッドから! バルサクランクの雄、オウサムベイツのサンダーシャッドの306かな? オウサムベイツはよく知らないのですが、たぶんRC3と同クラスのクランクだと思います。値札が薄れてて見えにくいですが、1350円は買いでしょう。まぁ通常のえぐり推奨価格を超えてますが、リック・クランの写真入りパケ(新品)だし、勉強させてもらえると思えば安いものです。

はい、お次はおなじみ黄色い看板のベリーさんでゲットしたソナーです。

アイのペイント剥げやフックのサビとかありますが、432円なら救出すべきと判断しました。ちなみにラトルなしの方です。以前、ヒロ内藤さんにソナーの使い方をあれこれ教わったこともあり、とにかくソナーは釣れるルアーという印象しかありません。まぁヒロさんに教わったメソッドの中には、ソナーの鉄板ボディをひん曲げるというものがあり、それを実践するには弾数が必要になります。なので売ってるのを見つけたらちょいちょい買い足すようにしています。

続きましてー。ポー(POE’S)の……たぶんクルーズミノーですね(よくわかりません)。

POE’S というと、パックマンのような目のペイントが特徴のウッドクランク(ディープダイバー)が有名ですが、クランク以外にペンシルベイトやスイッシャー、シャッドなんかもラインナップされています。ミノーはクルーズミノーという名前のがあるんですが、正直このサイズ(約7㎝)を見たことがありません。ボディ側面にSと書かれているのは、前オーナーの手によるものだと思いますが、何の意味のSなのか。まさかシンキングのSだったり? でもまぁ、このサイズのハードウッド製ミノーというのも何だか味があっていいなぁと思います。162円ですし(笑)。

はいはい、続いてコットンコーデルのCCシャッドでんがなまんがな。

シャッド系プラグはよく釣れるんですが、日本国内だとラパラのシャッドラップ旋風が一番強烈でしたね。あの時の衝撃は未だに忘れられません。他のルアーには反応がないのに、シャッドラップだけが釣れ続ける。しかもバカ釣れでした。

シャッドはバスが好むベイトなので、当たり前っちゃ当たり前なんですが、シャッドラップに負けじと各社から色んなシャッドが登場したのをよく覚えています。その中でいまいち垢抜けきらなかったのがCCシャッド……というのが私の印象です(CCシャッドファンの方すみません)。でもね、そのポテンシャルはシャッドラップに負けず劣らずだと思うのです。飛ばなさも負けず劣らずでしたが……。ま、216円は絶対に買いだと思いますよ。

アメルア好きの私も国産ルアーを買う時は買いますよ! というわけでダイワのバルサミノー君です。会社の名前がグローブライドに変わっても、リップに刻まれたD A I W Aの旧ロゴ(正確には旧々ロゴか?)が眩しいです。この頃の国産バルサ製ミノーは、どれもラパラという巨人を追走するものばかりでしたね。あぁ懐かしや。中古市場ではバラつきが激しいルアーですが、この子はコンディションがいいわりに540円でした。

まだまだあるので続けていきますよー。

お次はビルルイスのラトルトラップです。フックなしとはいえ108円は悲しすぎるお値段。背中が黒のスケールパターン、ブラウンゴールド系メッキ、オレンジベリーというド定番カラーなのに108円て。個人的にバイブレーションはコーデルのスーパースポットが好みなんですが、ラトルトラップもいいルアーなので今回のような破格値だったらつい購入しちゃいます。秋の芦ノ湖で使いたいなー。

でもって、こんな変なのが売ってるからベリーも侮れません。

「クロウハイド」という名のジグです。形状はザリガニを模していて、素材はたぶん豚の皮かな?(未開封のため推測です)FIVE STAR MSG.という会社が製造していたようで、ラバージグのスキン版というのが一番わかりやすいかな。以前、eBayで見たことがあったんですが、まさかこんなジグが日本でも販売されていたとは驚きです(仕入れりゃ何でも売れてた時代の残りかな?)。まぁ案の定、100円で叩き売られ、さらに消費税が乗っけられて108円。色んな意味で使う勇気はありません。

ガラクタばかり購入しおって、とお叱りが飛んできそうですが、そんなことないんですよ。たまたま変化球が続いただけです。その証拠に次はラパラFJ–9です! 飛ばないことで有名なジョイントのフローティングですが、口紅&腹巻のしかも黒金! ラパラのカラーの呼び方って地方差があるのか、クロキンっていう人とキンクロっていう人がいますよね。どこで呼び方が変わるのか気になりますが、まぁどっちも釣れるからいいや。
薄汚れてますが、おそらく実釣にはほとんど使われてないように思えたので迷わず購入しました。

こちらも80年代テイストあふれるダイワのクランク、バスジャッカーその人であります。ボディには空気の泡を多数含んだプラスチックを用い、さらにディープダイバーを思わせる長めのリップによって不安定な泳ぎを実現。そう、コイツはイレギュラーダートアクションを与えられたジャークベイトというのが正確な表現なのでしょう。しかし発売当時はイレギュラーダート=まっすぐ泳がない不良品と思う人も多く、そのポテンシャルの高さを知られないまま消えていった……。そんな印象のルアーです。

とか何とか偉そうに書いてますが、もちろん私も「なんやこれ!泳がへんし釣れへん!」おこづかいが無駄になったと思ってディスってました。

ほいほい、お次はおなじみボーマーのロングA(13A)です。ロングA兄弟の末っ子ではありますが、ロッドでアクションを加えるとボディをヒラヒラとダートさせる、その動きはまさにロングA! わずか6㎝ほどのボディでもきっちりロングAしているところはさすがです。今でいうとクランクとミノーのちょうど中間くらいになるのかな、まぁ他に代わりが効かないルアーだと思います。
すでに廃盤になってますが、見つけたらだいたい買い物カゴに入れちゃうルアーだったりします。

最後はエクスキャリバーのベビートーピードです。ベビトーといえば当然へドンなわけですが、エクスキャリバー版はバスプロ、デニー・ブラウワー氏のチョイスでエクスキャリバー独特のひねりが入ったトレブルフックを採用しています。その他の違いは……すいません、勉強不足でよくわかりません。
ただエクスキャリバーのベビトーが、新品で880円(発売当時の価格?)だったら即買いしかないじゃないですか。ベビトーはそれなりに弾数があるので、この子はパッケージのまま観賞しようかな。でもいつか使っちゃうかもなー。まぁこんな感じで一人で悦に入るのもバスフィッシングの楽しさのひとつだと思います。

あー、もう週末ですね。最近いろいろあって1週間が早いです!

がんばりましょう日本!それでは、また。