釣りをやめる日を考える。A consider of end my fishing days .

いやはや、もう世の中どうなるか分かりませんね。世界的な疫病蔓延からの〜ロシアによるウクライナ侵攻。宣戦布告なしの開戦が、まさかこの時代にヨーロッパで起きるとは思いもしませんでした。事実としていくつもの大国が2つの陣営に分かれて敵対しているので、これはもう世界大戦の序盤なのでは?と思っている男、saltwater-ffです。こんにちは。

すでに多くの犠牲者が出てしまっている以上、平和的解決……は難しいとは思いますが、1日も早い停戦もしくは終結を祈るとともに、ウクライナへのわずかな募金くらいしかできない自分を恨めしく思うばかりです。

新型コロナウィルスもデルタ株やオミクロンやなんやかんや騒がしい日々でしたが、個人的にはワクチン3回接種したし、ゴールデンウィークは久々に緊急事態宣言もまん延防止条例も発令されない連休だったので、実家に帰省して家の用事を済ませつつ、1日だけフローターで浮かんでバス釣りしてきました。

昨年11月くらいから、今年の4月まで仕事が非常に忙しく、なおかつ連続してミスを犯してしまったこともあって気が滅入りまくっていたのですが、それでもやっぱり水辺で竿を振り、魚を手にすると心の底から喜びの感情が湧き上がってくるものですね。

というわけで2022年の初釣りにして初バスは、メッシンジャーフロッグ(バックテイルフロッグ)にて。GWの直前に思い出しながら巻いたものですが、着水時にひっくり返ってしまうことが多くて、タイイングの腕が鈍っちゃったなぁ、と反省。それでもバスを連れてきてくれるからありがたいです。

鈍っているといえば、今回痛感したのは視力の衰え&距離感です。フローターでバスのフライフィッシングで何が楽しいって、複雑なカバーの際やオーバーハングの下にバスバグやポッパーを投げ入れて、頭の中で思い描いたのと同じように水面炸裂!そんでもって「乗ったぁぁぁ〜!」をやりたいわけです。

そのためには距離感が大事。そして距離感を把握するには、ある程度の視力が要求されます。んなこたぁ分かってる。分かってるんですが、いよいよ加齢による衰えが釣りに影響し始めてきたなぁと感じたわけです。

もちろんこれまでにも加齢による衰えから、釣りの選択肢が狭まっていることは薄々感じていました。私の場合はさらに超のつく肥満体でもあるので、命の危険がデンジャラスな釣りは他の方の迷惑にもつながるので避けてきました。具体的に書くとアップダウンの激しい山岳渓流や、自分で泳いで渡るような地磯の釣りはもうやっちゃいけないと思っていますし、事実もう20年くらいやってません。

まぁフローターも危険な側面がないわけではないですが、無理しない範囲であれば65歳くらいまではイケるんじゃ……と思っていただけに、視力と距離感の衰えはショックでした。

この日はカバー際に何度もバスバグを引っ掛けては外しを繰り返し、かなりのポイントを潰してしまいましたが、それでも数匹のバスが相手をしてくれました。だいたいは25cmくらいの元気な若バスでしたが、ちょっとサイズアップ(といっても35cmくらい)すると、どれも産卵後のスキニーな個体。つい自分のお腹のでっぱりと比べて溜め息をついてしまうのでした。

前日に筋トレ(脚中心のメニュー)をしていたせいか、釣行から帰るとふくらはぎが触れないくらいの筋肉痛に見舞われました。調子に乗ってカーフレイズ(ふくらはぎの筋トレメニュー)をやりすぎたのと、フローターを膝下でばかり漕いでいたせいなのは明白で、残りの連休はロキソニンテープを貼って大人しく過ごしましたとさ。

昨年後半にブログに書けないような悲しい出来事が続き、その現実から目を背けるように仕事の忙しさにかまけていましたが、その仕事でもミスを続けて起こしたり……で、昨年末ぐらいから、正直もう自分が生きている意味はないんじゃないかと考えることもありました。

え、まさか、キミの性格で?と思われるかもしれませんが、もともとあまり人様にお見せしてない部分に、破滅主義者的な考えがあって、それが原因で若い頃には何度も失敗をしてきました。

30歳を過ぎて、かなり形を潜めてていましたが、弱ってくるともう一人の自分が起き出してくるものですね。もうどうだっていいや、と思うようになりつつある自分と、誰でも壊れる可能性はあるんだなぁと、妙に冷静に観察する3人目の自分もいたりして、なんか不思議な気分を味わいました。

まぁ昔からいろいろ背負い込むタイプだし、背追い込んでも何とかやってこれたので、今回もそんな自分にどこか期待していたんですよ。でも、無理でした。だから期待するのを止めることにしました。止めた途端、少し気持ちが軽くなったというか、なんか少し視界が明るくなったというか、そんな感じで踏みとどまることができました。

踏みとどまれると、やっぱりもう少し魚釣りがしたいとか、美味しいご飯が食べたいとか、ベンチプレス150kg上げられるようになりたいとか、まだ会ってない人に会いたいと思えるようになって今に至ってます。シンウルトラマンも観たいですし。

私のこんな駄文が誰かの役に立つなんて思いませんが、それでももうダメだと諦める前に、釣りたい魚、釣りに行きたい場所、一緒に釣りをしたい人なんかの存在が、あなたを踏みとどまらせることができるのなら、そのわずかな気づきの糸口になればと願っています。私みたいなデブのおっさんだって、まだこの世界にいたいんです。だからあなたもいていいんですよ。釣りなんかやめたっていいんです。でもいなくなるのは、あまりよくないです。

取り止めのないまま今日はすみません。それでは、また。